2014.03.21気球とトルコ料理②

前回「遺跡とトルコ料理①」の続き。

嵐の中、アンタルヤを午後10時に出発。

午前7時頃いよいよカッパドキアのギョレメに到着。

曇り空だけど雨がふっていないだけラッキー。

 

しかしここでハプニング。

前日にBooking.comで予約した宿が、今は休業していることが判明。

なぜ、予約できちゃったんだろう。

 

急遽代わりのホテルを探しチェックイン。洞窟部屋!

しかし英語ができるスタッフがいないことが後で判明。

まぁ・・・しょうがない。

 

この日はデリンクユ地下都市ウフララ渓谷

スターウォーズの撮影現場になったセリメ教会を見学できるグリーンツアーに参加。

どの遺跡も岩を掘って、外からは分からないように住居や教会を造り上げていた。

デリンクユ地下都市は紀元前400年以上前に4万人以上が暮らしていて、

アラブ人から逃れたキリスト教徒たちが住んでいたこともあるらしい。

何かから逃れる、という怯えの気持ちがここまで掘るに至ったんだろうか。

 

夜ご飯はギョレメにあるロカンタ。

美味しくて安いという噂の「SARAY」というお店。

お店の人も陽気で優しい。

選んだのはナスとトマトのオーブン焼き、

サルチャル・キョフテ(肉団子のトマト煮込み)。

ビールまで飲みやすい味。

 

 

この日は早めに就寝。

だって、明朝は気球に乗るから!!

しかし夜中に雷と大雨。

晴れますように、と願って寝たのが届いたのか当日はなんと晴天!

 

朝5時半ころ迎えが来て、いよいよ気球の場所へ。

おー。準備が進んでる!

私達が乗る気球も膨らみ始めている。ドキドキ。

飛び始めはハラハラしたけれど、ふわ〜っと浮き上がると同時に歓声も上がる。

操縦士さんが、岩すれすれに高度を下げたり、

高さ約600メートルまで上昇したり。

 

下に見える奇岩や奥にある要塞の説明もしてくれる。

くるりと上手に操作をしてくれて360度の大パノラマに興奮。

遠くに雲海も見えてきれい。

 

感動して気球だけで100枚以上の写真を撮っていました。

浮遊時間は約1時間半。ちょうどいい長さだったなぁ。

 

着陸地には気球を回収する車がスタンバイ。

どこに降りるかは風任せなので、回収係の車とスタッフが右往左往。

 

着陸すると、回収スタッフがテキパキと気球をまとめていく。

早くまとめないと風であおられてしまうかららしい。

私達のビニールハウスのビニールを扱うときと一緒だね、と二人で話す。

 

地面に下ろした気球の上に、いつの間にか犬が一匹。

 

あれ、この光景・・・どこかで見たなぁ。(2013年10月「友情の2週間」より)

 

無事に着陸を祝ってシャンパン風ジュースで乾杯。

このあと証明書を一人ずつ受け取りました。

 

 

この日はいつもよりも早起きなのに、素敵な体験に二人とも目が冴えて元気。

ホテルに戻ってすぐにレンタルバイク屋に行き、スクーターを一台レンタル。

 

二人乗りをして、奇岩を見て回りました。

「3姉妹の岩」

「ラクダ岩」

「きのこ岩」

 

他にも不思議な形の岩が至る所に在りました。

 

カッパドキアの岩盤が固さの違う層で成り立っていて、

風雨で浸食されて奇妙な景色になった、らしい。

たしかに、遠くから見ても層によって色が違うことが分かる。

 

お昼ご飯はカッパドキア内のウルギュップという町で。

スープのパイ包み焼きが名物のお店。

これは見本。色々な種類の中身があります。

私が注文したのはレンズ豆と牛肉のスープ。

牛肉の出汁が出ているのか、これがびっくりするほど美味しかった。

このスープとパンだけで満足!

 

スクーターを返すまでにはまだ時間があったので、

カッパドキアから少し北に行ったところにあるアバノスという町を訪れた。

ここは陶芸の町で至る所に工房が。

工房のおじさんが作製過程を見せてくれました。

「土は全てこのあたりで採れるものを使っているんだよ」と誇らしげに言いながら、

ただの泥の固まりを手慣れた手つきで形作っていく。

工房内の陶器達。

 

鮮やかな青い色はイスラム教徒にとって神聖な色。

ヒッタイト特有の細か〜い模様を模写した小皿等もあり、何点か購入しました。

 

カッパドキアには2泊。

3日目の朝にカッパドキアを出発。

当初行く予定だった首都のアンカラを通り越して、世界遺産のサフランボル!

 

次に続く。

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