2018.07.15日常

ついそこにあるのが当たり前だとおもてしまうのだけど、

大災害が起こるたびに「日常」を送れることがどれほど貴重なことか、思い知らされる。

 

私たちの日常。

美味しいトマトたちをたくさん作れるように切磋琢磨し、

それを食べた方が美味しいと笑顔になること。

 

5月末と6月頭に定植。

 

 

大地に根付いたトマトたちは文字通り、ぐんぐん ぐんぐん。

 

次の日見ると、あれ 昨日より伸びている!と驚くほど。

 

 

先に定植したミニトマトは一気に色づいてきました。

ハウスに入ると青い匂いがする。

写真を撮ろうとレンズを近づけると、そのままパクっと食べたくなる。

 

あぁいよいよみなさんにお届けできるのだなぁ。

楽しみなのと同時に、

今年の出来はどうかな、と少しだけ不安にもなる。

 

ありがたいことに毎年注文してくださる方々がいて、

トマトを送った後に「今年のトマトは美味しかったですか???」と前のめり気味に聞きたくなる。

 

たくさんのトマト農家さんがいる中で、

こんなにちいさな農園を見つけてくれて注文をしてくれる。

毎年のように注文をしてくれる方もいる。

ぶんぶんと握手をしたい気持ちでいっぱいだけど、

「トマトだけでつながっている仲」っていうのも悪くないなぁ。

 

『トマトで繋がる輪』...いいね!!

 

 

※お取り扱い店舗さんへのお届けは今週から。

個人さまのお取り寄せは8月から開始予定です(変更あり)。

2018.04.25種から苗へ

桜が散り、つばめが今年も巣を作りに飛来するようになりました。

 

灰色だった周りの山々が徐々に新緑でモコモコに。

冬の間に落ちた葉が新しく生まれ変わって芽吹く様子が遠くからでも目に見えてわかる。

この時期しか見れない新緑の形容しがたいみどりいろ。きれいだなぁ。

 

そして、長九郎農園のトマトも新しく生まれ変わるべく、

昨年種取りをして保存していた種をまきました。

(昨年の種取りの様子→http://www.choukuroufarm.com/?p=4817

 

休眠中の小さな種。

 

小部屋に一粒ずつ。

 

土をかぶせて数日。

休眠から覚めて土の隙間からよろよろと小さな芽を出しました。

 

適温を保ち、日光と水分を得てすくすくと。

手を広げているみたい。

 

あっという間に小部屋が狭くなって隣同士が重なり合ってくる。

今度は独立部屋であるポットへ植え替え。

 

 

種まきは200粒がまけるトレーを使うので、管理の場所も広くなくてよいのだけど、

ポットに植え替えたことで、ドドーンと向こうの方まで苗苗苗。

 

そして水やりも一ポットずつ。

土の中で水を探し求めることでしっかりとした根ができる。

そのために少しずつ、天候に合せて水をちょろっとあげていく。

 

これでもまだまだ小さい苗。

それでもあの種からみればずいぶんと大きくなったなぁ。

 

うちの子も。

もうすぐ1歳7か月。

まだ小さい子供だけれど、このお腹に収まっていたことを思うと、大きくなったなぁと日々思う。

いつの間にか少しずつ言葉を話し、できることも増えていく。

成長というのは、不思議。

 

外で遊ぶのが大好きで、

「とうちゃーん」と走り寄っていく。

 

途中で水たまりを見つけたみたいで、バシャバシャと水遊び。

長靴で水の中に入るだけで楽しいみたい。

 

そして、すっころんで全身びしゃびしゃ。

 

こちらもすくすくと育っています。

2018.03.16冬眠明け

今年の積雪は例年に比べてそこまで多くなかったけれど、

それでも農園は雪で埋もれて一面真っ白になりました。

 

この雪が溶けない間は私たちは長い冬眠中。

「いい仕事をするためにいい遊びをしよう」をモットーに毎年冬眠中に海外に行っていたけれど。

冬の間になんと夫が腰の骨を折るというアクシデントが発生。

雪下ろしの際に一階の屋根から転落!

頭を打たなくてまだよかった・・・

 

コルセットを着けて療養しながら、大人しく遊びました。

近所の元スキー場で子どもをそりで滑らせたり、

 

静岡県へ海を見に行ったり(曇っていて富士山は見れず;;)、

 

長野県へ前々から行きたいと思っていたお店を巡ったり。

 

たまにはのんびりな過ごし方も、いいもんだ。

 

3月に入ってからは気温が上がってきて、雪ではなく雨が降るようになってきました。

そろそろ冬眠も終わり。

 

冬眠明けの初仕事は、炭まき。

農園の雪はずいぶん溶けたけれど、残った雪がぎゅぎゅっと氷のよう。

この上を歩いても沈まないくらいにガンガンに凍っている。

 

この上に炭をまきます。

 

真っ白な雪の上に黒い炭。

小学生の頃に勉強した「黒に熱が集まる」の、そのまま。

 

炭をまくことは実は一石二鳥。

黒い色で熱を集めて雪を溶かしていくことの他に

雪が溶けた後に土に残った炭をすきこむことで土中の微生物のエサとなる。

 

トマトの種の準備をしたり、

ハウスのビニールを注文したり(昨年の台風で飛んじゃったから;;)。

少しずつ準備を進めています!

 

2018.01.16美味しい鍋

2018年になり、気が付けばもう1月も後半。

 

昨年末は毎年恒例のお餅つきを楽しんだり、

お友達や両家のいとこ達に会って一緒に遊び、我が子も大きく成長しました。

 

話せる語彙が増え「ぺったん、ぺったん」としきりに言っています。

 

 

今冬は雪の降り始めが例年より早く、ハウス周辺も雪で真っ白。

それでも例年からすると積雪はまだまだこれから。

今年も2mくらいは積もるかな。

 

冬はやはり、お鍋。

ベースの味や入れる具材で出来上がるお鍋は無限大。

最近、

冷凍庫に入れままになっていた冷凍トマトを味噌鍋にいれてみました。

 

フレッシュな生トマトをチゲ鍋に入れたときは、

ピリ辛なスープで温まったトマトを崩しながら食べたのですが、

冷凍トマトはぐつぐつ煮込むと形がなくなるほどぐずぐずになり、スープになじむ感じに。

フレッシュトマトの鍋をイメージしていたので、あらら残念だわ、と思っていたら、

味噌にトマトが溶け込んだこのスープがまた違ったうま味!!

シメのうどんが最高でした。

中華麺でもよかったかなぁ。

 

お鍋はうま味の宝庫!

三大うま味成分といえば、グルタミン酸・イノシン酸・グアニル酸。

 

グルタミン酸は、

人間や動植物のカラダの元になるタンパク質を作る「アミノ酸」。

イノシン酸とグアニル酸は、

生物の増殖をはじめとする生命活動の維持に重要な働きをする「核酸」。

 

お鍋の主な食材でいうと、

グルタミン酸は昆布や白菜などの野菜、

イノシン酸は肉や魚、

グアニル酸は干しシイタケなどのキノコ類に多く含まれています。
ちなみに、トマトは「アミノ酸」であるグルタミン酸とアスパラギン酸が含まれています。

昆布で丁寧に出汁をとり、自家製の味噌でベースをつくる。
お野菜は近所のおばあちゃんが育てたもの。
そして丹精込めた我が家のトマト。

 

化学的な栄養素以上に美味しくなる要素が詰まったお鍋。

 

おいしいおいしいと食べて、それが健康に繋がっているなんて上手くできている。

あぁ健康って美味しい!

 

 

2017.11.08種取り作業

だんだんと山々が紅葉してきて、

周りを見上げては「はあ~きれいだなぁ」と癒されながら作業をしています。

 

 

今年の終わりに来年に向けての大事な作業、種取りをします。

元気で実がたくさんなっていて、食味をして美味しい実がなっている樹を選抜。

毎年こうやって選抜していくことで、ここの環境に合った強いトマトになる、はず!

そしてなんとなく

真夏の実よりも、暑さ寒さを経験した時期の実から取った種の方が良い樹ができる気がする!

人間もトマトも経験豊富の方が味わい深いものになるのかも。

 

中まで真っ赤の大玉トマト「アロイトマト」。

甘味だけではなく酸味もあることで感じられる旨味を来年も引き継ぎたい!

 

ワインのような風味が女性に人気の「ブラックチェリー」。

女性を引き付ける魅力を来年も!

 

完熟しても中まで緑色の「グリーンゼブラ」。

見た目のインパクトも酸味も強め。

甘いものが多い中、じわじわと登る人気は来年に続け!

 

実のゼリー部分を含めた種を取り出します。

残りの実はあとでちゃんと食べますよ。

 

密封袋に入れて小さな泡がぶくぶくしてくるまでしばらく放置。

ゼリーが種をがっちりと守っているので、

こうすることでゼリーが種から外れやすくなります。

 

水で洗ってゼリー部分とさようなら。

今まで守ってくれてありがとう。

 

水気を切って乾かします。

完全に乾くまで日陰で一週間くらい。

 

完全に乾いたら乾燥剤と一緒に来年の春に種まきをするまで保管します。

乾かしてもその種の遺伝子は死に絶えることなく、休眠するだけ。

あぁ不思議だな。

 

こうやって引き継がれて、

そして全く同じものができるのではなく、だんだんと味が良い方に変わっていく。

なんだか、

トマト自身の『美味しくなりたい!』という思いを私たちが手伝いをしているだけ、な気がしてくる。

 

来年もそのまた次年も。

長九郎農園のトマトを食べてくれる方を笑顔にできますように!