2019.04.30マレーシア旅行記③〜イポー〜
マレーシア旅行記続き
「どうやらイポーという街はグルメの街らしい。」
そんなことを聞いたら行けなきゃね。
マラッカから一旦クアラルンプールへ戻り、
別日に今度はマレーシア鉄道に乗りクアラルンプールから約2時間半。
スケジュール的に日帰りという弾丸の一日。
このマレーシア鉄道でずっと乗っていけばシンガポールにも行けるんだなぁ。
島国にはない感覚。
いつかそんな風にゆったりとした旅もしたいなぁ。
あぁしかし、バタバタしていたらまた忘れていた。
マレーシア鉄道の車内も衝撃的に寒い。
高速バスよりももっともっと寒い。
冷得ていれば冷えているほどサービスが良い、という感覚なのかな。
またストールを千尋に巻きつけ抱いて暖をとる。
車窓を楽しむ予定が・・・苦行のような2時間半。
やっと着いた!という感じで飛び降りたイポーの地。
イポーは近年スズの生産で栄えたマレーシア第三の都市。
周りを山に囲まれていて、
美味しい食の秘訣はそこから湧き出るミネラルたっぷりの水らしい。
私たちのトマトと同じ!これは期待できそう!と意気揚々に街へ。
街並みはとってもレトロな雰囲気。
そして第三の都市の割には人がまばらで静か。
滞在時間が少ないので、
ピンポイントで行きたいお店だけ、食べたい物だけ食べる。
これを食べなきゃイポーに行った意味がない!という程の品。
チキンともやし!
チキン料理はマレーシアの国民的料理で地方ごとに味が違うらしく、
イポーの蒸し鶏はマラッカで食べた物とも少し違う。
見た目より味付けが濃くなくて
でもしっかり味がしてとっても美味しい!
肉自体もしっとり柔らかくてジューシー!
そしてこのもやし。
たかがもやし。されどもやし。
日本のひょろひょろのもやしと全然違う。
太くてシャキッとしていて食べ応えがある。
さすが、ミネラルたっぷりの湧き水で育てているだけあるわ。
食後のデザートに!とGoogle mapを見ながら行ったのはこのお店。
マレーシア全土に展開する「OLD TOWN WHITE COFFEE」のホワイトコーヒー発祥店。
ホワイトコーヒーとは。
中国から移り住んだ華僑たちによって作られた珈琲で漢字表記だと「白珈琲」。
「白」とあるから、てっきり白いコーヒーだと思っていたけれど。
ここでいう「白」は色ではなく、中国語の「何も加えていない」という意味らしい。
この店内で行列になっているエッグタルトの実演販売コーナー。
仕切りも何もない目の前でどんどん作っていく。
タルト生地にどんどん卵液を流して
オーブンにどんどん入れて焼いていく。
焼けた物が取り出されるとどんどん売れていく。
箱買いの嵐の中、「3個下さい。3箱じゃないよ、3個だよ。」と言いい、
人混みをかき分けかき分けテーブルへ。
マレーシアに限らず、東南アジアの暑い国の珈琲はなんでこんなに甘いんだろう。
このホワイトコーヒーもしっかりしっかり甘い。
対するエッグタルトは甘さ控えめ。
卵の風味がしっかりしている。
卵部分がプリンみたい。
マラッカでもエッグタルトが各所で売られていて、
そちらは卵部分がしっかり焼いてある感じでそれも美味しかったなぁ。
この時点でもう帰りの電車の時刻が迫っている・・・。
1本ずらして散策するかここで帰るか。
きっと美味しいものがもっとある。
私達だけなら確実に「なんとかなるよね」と電車をずらして遊んでしまうけれど。
千尋を夜遅くまで連れ回す訳にはいかないし・・・
よし!帰ろう!と、駅へ。
帰りも極寒の車内で震えながらの2時間半。
移動時間5時間。滞在時間2時間。
強行スケジュールだったけど、満足!
美味しいものは人を突き動かす。
ということを身体で分かった1日でした。
私達も
「長九郎農園のトマトを食べに2時間半かけてきました」
なんて言われるような、
そしてそんなはるばる来た方達をも満足させられるような
唯一無二の存在になりたい。
マレーシア 旅行記、きっとあと1回続きます。