2013.03.29カンボジア旅行〜遺跡編〜

冬の間は雪が積もって作業が出来ないし・・・

夏の間は遊べなかったし・・・

色々な理由から、冬に社員旅行と称して遠出をする事にしています。

 

そして今年の目的地はカンボジア!

 

中部セントレア空港発ハノイ経由、カンボジアはシャムリアップ空港着。

一階建てでこじんまり。

家を出るとき雪がちらついていたのですが、現地の気温、35℃!

単純に気温差35℃!

毛穴がびっくり。

 

夕方に着いたので、遺跡見物は翌日からとして初日はのんびり。

 

翌朝はなんと大粒の雨!!!

乾季だというのに!現地の人もびっくり。

でも、すぐに止みあっと言う間に青空に。

 

私たちが泊まったホテルは大通りから離れたところにあったため、

ホテル前の道はまだ舗装されておらず、朝のスコールでぬかるみがたくさん。

 

ぬかるみも飛び越えて、意気揚々と遺跡見物へ出発!

 

まずは、アンコール遺跡群の一つであるアンコール・トム

一辺3kmのお堀に囲まれたもの凄く広い遺跡です。

 

チケット売り場からかなり奥に進んで・・・・やっと門が見えてきました!

これは南大門。お堀には5カ所、こんな感じの門があるみたいです。

 

お堀にかかる橋にある遺跡。

大蛇を橋の向かって左側には魔神アスラ達が、

右側には神々が引っ張っています。

これは「乳海撹拌・にゅうかいかくはん」と言う、

ヒンドゥー教における天地創造の神話で、アンコールの遺跡中でたくさん見られます。

 

門の上部には観音菩薩像。

ん?

乳海撹拌はヒンドゥー教。

観音菩薩は仏教・・・。

 

複雑に絡み合っているんだなぁ。

涅槃像(ねはんぞう)。

崩壊しながらも、寝転がっておられます。

 

彫刻が施された壁画も残されていて、

戦いの様子、当時の生活習慣などがそこからうかがえます。

 

象の下にいる人の首に何か紐のようなものが巻かれているため、

一見奴隷かと思われるけれど、これは一種のおまじないらしい。

戦いに勝つように、ということかな。

 

闘犬・闘鶏ならぬ、闘豚。

右側のお団子頭は中国人らしい。

 

 

ガイドさんに「ここ、シャッターポイントだよ」と言われて撮った写真。

窓枠が額縁みたいになって、観音菩薩が連なって見える。

 

 

たぶん、中心付近。

広すぎて自分がどの辺りにいるのか・・・

 

 

辺りには観音菩薩の顔だらけ。しかも巨大。

 

 

そしてカンボジアといえば、アンコール・ワット

ここもお堀に囲まれていて、長く広い橋を渡って西大門から入ります。

昔はこの橋にも乳海撹拌の彫刻があったらしいけど、

今は崩れ落ちてなくなっています。見たかったなぁ。

 

見えてきました!

アンコールワットといえば一番に思い浮かぶ中央祠堂。

池に写る中央祠堂も素敵。

 

壁画彫刻。

赤く見えるのは、塗料の跡。

元々はヒンドゥー教寺院だったのを仏教に変える時、

仏教の色である赤色の塗料を一面に塗ったらしい。

 

 

ここにも!乳海撹拌!

中心にいるのはヒンドゥー教の最高神の一つであるヴィシュヌ神。

化身である亀の上に大蛇をからませた山を乗せ、そのうえにヴィシュヌ神が乗っています。

ヴィシュヌ神の右側で大蛇の尾を引っ張っている神々。

よいしょ、よいしょ。

ヴィシュヌ神の左側で大蛇の頭を引っ張っている魔神アスラたち。

よいしょ、よいしょ。

 

この乳海撹拌の影響なのか、カンボジアでは今でも綱引きが人気で、

お正月などのお祭りの際には綱引きを楽しむらしい。

 

アンコールワットの中心辺り。

蛇神ナーガに守られた仏陀。

 

内戦時に首をはねられた仏像。

 

江戸時代、森本一房という日本人が参拝をするために海を渡ってここまで来たらしく、

その際に壁に書いた文字が今でもうっすらと残っています。

その当時でも、アンコールワットの存在が遠く日本にまで知られていたんだなぁ。

 

アンコールトムとアンコールワット。

壮大な建造物と精巧な宗教彫刻が生み出す厳粛な雰囲気。

ザ・カンボジアを一気に堪能!

 

コメントをどうぞ