2014.04.03ジビエ料理と「世界が食べられなくなる日」
ぽかぽか陽気の今朝、
外に出ていた旦那さんが「外に来なよーすごいよ!」と
意気揚々と言うので私も外に出てみると、
家のすぐ裏の山の斜面に4頭のシカ!!
近所の方々も「おー今年も出てきたかぁ」なんて話している。
シカが斜面の何かをムシャムシャ食べてから山へ帰っていくと、
近所の方々もそれぞれの家に戻っていきました。
動物園の動物でもなくペットでもなく、自らエサを穫って生きる野生の動物。
「山には動物が暮らしている」ということは頭では分かっているけれど、
馴染みではない野生の動物を目にすると、結構驚く。
地元の方にとっては毎度の光景、かな。
そして最近、近所の猟師さんにイノシシの肉を頂きました。
このエリアでは師匠クラスのその猟師さんに捌かれたイノシシの肉は
綺麗に1キロずつに分けられて袋に入れられていたからか、
見た目は豚肉の様。
恐れていた匂いもない。
ちょうど友人達が遊びに来たので、ジビエ料理を作りました。
イノシシ肉のグリル・トマトソースの軽い煮込み。
猟師さん曰く、この時期のイノシシは脂が少なめ。
私の肉の切り方が良くなかったとみえ、
噛み応えがありすぎる感じになったけれど、
噛めば噛むほどじわ〜っと肉の味が広がる。
肉汁とトマトソースが絡み合って絶品の味。
大好きな「SAYS FARM」さんで購入したワインと。
そりゃ、合うよ。
ちょうど旦那さんの弟のパン屋のバゲットもあったので、ソースを付けて楽しむ。
最後の最後までイノシシを堪能。
トマトソースは冬の間に作ったトマトケチャップを使用。
加えたニンニクは母が栽培したもの。
散らしたバジルも昨年栽培してドライにしておいたもの。
そしてお肉の産地は、裏山。
全ての産地が分かって安心出来る食べ物って、かなり貴重なのでは。
最近観た映画。『世界が食べられなくなる日』。
これを観てからは、
身体をつくる食べ物を生産する側に立てたことや、
多くの農産物の産地に近い環境で生きていることに
ありがたみを感じます。
↓友人作。「春を感じる、菜の花カルボナーラ」