2012.10.01台風17号の被害

2012年9月30日深夜。

大型で勢力の強い台風17号が日本列島をなめるように通過して行きました。

各地で被害が出ているらしいですが、我が農園も例外ではなく・・・

ミニトマトのハウス。
天井ビニールがちぎれて3分の1程めくれていました。
支柱も斜めに倒れて実が結構落ちていました。

大玉トマトのハウス6棟の方が悲惨でした。

天井ビニールがすっかりなくなっているのが2棟。残り4棟は半分ほどめくれていました。

 

 

地面に深く埋まって、
天井ビニールを押さえつける紐を強くつなぎ留めるいるはずの杭が・・・
なぜか頭上に。

どこの棟のビニールなんだか・・・
ぐるぐるになってパイプに突き刺さっていたり、
サイドのビニールを巻き付けてあったパイプがぐねぐねになっていたり。

ネットが100mほど離れた山の木に引っかかっているのを見つけたときは、
二人とも思わず笑ってしまいました。
あれ、どうやって回収しようか・・・

 

 

よりによって、天井ビニールが吹き飛んだのは、後植えにした棟。
これからまだ3段は穫れるのになぁ。
しかもきれいで大きな実がなっていたのに。

 

天井ビニールが吹き飛んだということは、一晩中雨がびしゃびしゃに当たったということ。
このままでは樹が疫病にかかってしまったりします。
疫病の蔓延するスピードはかなりはやく、あっという間に全滅します。

ということで、もう穫れる玉は全て穫って、後は片付けを優先していこうと思います。

一晩にして、目を疑うような光景になってしまいましたが、
こういう時こそ冷静に。

種から手塩にかけて育ててきたトマト達。
胸中は今にでも泣き出したいくらいですが、
嘆いていても、暗くなっていても、できなくなったモノを惜しんでいても、
ちぎれたビニールや落ちた玉や傷ついた樹が元に戻る訳じゃない。

前向きに考えよう。

飛んでいって山の木に引っかかったネットが、電線に引っかからなくてよかった。
風向きが逆で、国道に散乱しなくてよかった。
ハウスの骨組みは倒れたり曲がったりしていなくてよかった。
真夏のピークの時ではなくてよかった。
まだ経験の浅い、農業を始めたばかりの頃でよかった。
二人だからよかった。

今は、自分達ができることを優先順位を決めて行動するのみ。

その後で反省しよう。

今回の被害は100%天災ではなく、人災でもあると思う。

もっと台風対策として何か出来たはず。
自分達の力不足。

被害状況を冷静に見て、次回の対策として出来ることを話し合おうと思います。

コメントをどうぞ