2017.05.25身体をつくるトマト
日中、気温が高くなってきて
その分夕方が心地よく感じる季節になってきました。
家の周りをぶらぶらと散歩をしたり、
鳥や虫の音を聴きながら夕涼みをしたり。
「今が一番いい季節だね」という人もいるくらい。
種まきから約2か月。そろそろ定植の時期なってきました。
収獲の時期も遠くない。(早く食べたいなぁ)
現在ムスメは8か月。
ムスメに離乳食を初めて与えた時。
そのまっさらな身体に私の手を通して物が入っていき、
それが彼女の身体をつくっていく事に対して
責任がどどーんとのしかかるのを実感。
そして思い出す。
最近知り合ったあるシェフの言葉。
「我々はお客様の命を預かっている」
ストンと胸に響いた。
決して大げさなことではなく、
トマトという口に入れるものを提供する者として私たちも同じ意識を持っていたい。
嗜好のためだけに人は食べるのではなく、そもそも生きるために人は食べる。
お客様に食べてもらう私たちのトマトには、
身体を作っていくに値する栄養が含まれていなければいけない。
化学肥料や化学合成農薬を使わないのはそのため。
そのうえで、
どんな土で、どんな水で、どんな肥料でトマトを育てるのか日々研究。
ムスメに食べさせるのと同じ気持ちで、お客様にも提供していきたい。