2015.03.21第一回冷凍トマト酵母・実験結果

今日は朝からポカポカの晴天でした。

雪が融けたばかりで草があまり生えていない土手の茶色に、

フキノトウの爽やかな薄黄緑色がよく映えています。

 

先々週から始めた実験『冷凍トマトでトマト酵母はできるのか

「昨年収穫し冷凍してあった大玉トマトで酵母を起こし、

それを使ってトマトパンを作るまでがゴール!」と、

実験を始める前から勝手に成功した気分になりながら始めたのですが、

結果から言うと・・・

 

半分失敗!(半分、と付けたのは負け惜しみ)

 

冷凍トマトを自然解凍し、少しの砂糖と水を投入。

 

室温に置いておけば大丈夫かな、と思って放置していたけれど数日変化なし。

「今の季節はこたつに入れたほうがいいですよ。

いや、むしろ入れないとだめですよ」との助言を受けて従う。

そういえばここは雪国。

真冬は過ぎたとはいえ、朝晩の室温は酵母が活動する気温には程遠い。

 

こたつで温めて数日。

分離してブクブクしてきた!

 

どれくらいになったら完成か分からず、さらに放置。

すると泡が小さくなって、分離していた液体も再び攪拌された状態に。

 

時期を逃したのかなぁと思い、慌ててパン作りに取りかかる。

ちなみにパン作りは2回目。初回はドライイーストを使用。

いろいろと検索した結果、

今回は酵母液をそのまま使うストレート法を試すことにした。

 

強力粉、塩、トマト酵母液を混ぜて捏ね、

 

一晩かけて一次発酵。やさしいピンク色のパン種!

 

翌朝、一次発酵で膨らんでいる生地を想像してウキウキしてパン種を見ると、

ほとんど大きさが変わってない!

 

3倍くらいになっているはずなんだけど・・・

 

一応、焼いてみるかな、と成型して二次発酵。

 

やはり、ほとんど大きさが変わらず。

 

焼けばどうにかなるかも、自分に言い聞かせてオーブンへ。

 

かわいい色のパンが焼けた!

 

これはこれでおいしいんじゃなーい?と意気揚々に、焼きたてをパクリ。

 

・・・・まずっ!

 

外側は硬くて中がういろうみたい。

 

これはパンと言っていいのか!?

ふんわり感やもっちり感を一切排除した、小麦を主とした塊。

ショッキングな食感でトマトの風味なのかもよくわからない。

 

これ以上は食べられない・・・

 

バターや卵を入れなかったので、つくしのおやつにあげました。

 

気を落ち着かせて、どこで失敗したのか考える。

「天然酵母 失敗」と検索し、

どこかの誰かの失敗例および原因と今回の流れを照らし合わせる。

①酵母の好きな温度25〜28℃をキープしていなかった

②泡がブクブクなった後も放置しすぎた

→酵母が分解する糖がなくなり発酵できなくなった

→酵母が弱ってしまった(最大の原因)

③室温に対しての一次発酵の時間が短かった

④一次発酵の際にパン種の表面が乾いてしまった

 

考えられるのはこんな感じ。

 

実験の題目である『冷凍トマトでトマト酵母はできるのか』に対しては、

泡が出てきたことから『できる』という結果にしても良いと思う。

せめて、ここだけでも成功としたい。

 

パン作りの失敗に関しても、

原因が分かったということは改善すれば次は出来る可能性があるということ。

 

成功すれば薄いピンク色のきれいなパンになりそうなので、

春のピクニックに持っていけれるようにしたい!

 

第二回の題目は『冷凍トマトからトマト酵母パンを作る!』にします!

 

 

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