2013.04.28続・春

4月に入っても目まぐるしく変わる天候。

暑くなったり寒くなったり。

雨が降ったり雪が降ったり。

 

完全な春はまだまだかなぁ、なんて思っていましたが、

上を見上げたり下をよーく見回してみたら、

あちらこちらに小さな春がありました。

 

山野草に詳しくないので、名前が分からないけれど

山には可憐で小さな花がたくさん咲いています。

 

上品な紫。

 

集合した星型の小さな花たちと、はっと目をひく赤色の実。

 

花の形も丸っこくてかわいい。

 

変わった形の花びら。紫の筋模様が凝っている。

 

 

満開だった桜もはらはらと花びらを散らし、

徐々に葉桜に変わってきています。

 

散り行く桜に代わって山々に群生しだすのが、山吹(ヤマブキ)。

 

淡いピンク色で春の訪れを優しく教えてくれるのが桜なら、

このはっきりとした山吹色は、

「春だよ!頑張って動き出そうよ!」と元気づけてくれる様です。

 

山も芽吹いた木々で綺麗な黄緑色 がモコモコとしてきました。

 

川には雪解け水が大量に流れ込んでいます。

 

この川は農園のすぐ側を流れていて、

雪解け水が流れ込む音が絶えず聞こえてきます。

 

ヒーリング効果なのか・・・

 

ストレスフリーな毎日。

 

視覚にも聴覚にも良い刺激の毎日。

 

 

そして肝心な苗ですが・・・

 

 

すくすく育って全長約5センチ。

「狭いよ狭いよ!」って言っているみたい。

 

 

ということで、

ついにこの苗達の仮植を行います!!!

 

2013.04.23本葉出現!

ついに本葉が出てきました!

 

手を広げたようになっているのが子葉で、

中心のギザギザ状の小さな葉が本葉です。

 

本葉が出てからは、育苗の適温の下限は気温12℃、地温18℃。

これを下回ると、形の変な実が出来やすくなってしまうらしい。

 

4月に入ってから徐々に温かくなってきたのに

2日前、ここに来てまさかの降雪。

山の頂上付近はまた白くなりました。

 

育苗ハウスはビニールで覆って保温し、

土も加温をしていますが・・・

降雪日、育苗ハウス内の気温が8℃まで下がってしまいました。

 

苗に影響が出ないか心配です。

 

 

またGWあたりに気温が下がるかも、という予報も出ているし・・・

 

早く安定した暖かさが来てほしいなぁ。

 

 

2013.04.19ポット土詰め(スピードポッター)

発芽した芽が、

どんどん、

すくすくと、

今では子葉が重なるまでに大きくなってきました。

 

上から見ても、

確実に、

どんどん、

緑色が広がってきています。

 

かわいいかわいい小さい苗のために、

仮植するポット土を準備します。

 

まずは、整地したところに防草シートを敷きます。

 

 

ここで登場。

ポット土を詰めるのに大活躍。「スピードポッター」

 

大量のポットに土を詰めるのに、一個ずつ手作業で詰めるわけにもいかず。

そんな際、このスピードポッターは本当に便利。

 

 

丸い穴が開いた板を外し、格子状のところにポットをはめ込み、

もう一度、穴空き板を戻します。

穴の下に丁度ポットがはめ込まれている格好になっています。

その上からポット用の土をザザーッと。

土を穴にくまなく入れます。

 

使ってみて、この部分が優れた点だと思う。

一部だけ欠けた縁。

この欠けた部分があるのとないのとでは、使い勝手が随分と違う。

この縁がない部分は何の為だろうと思っていたけれど、

この余分な土をかき出すのに不可欠な部分。

これがあるから、作業が早い。

余分な土をきれいにかき出して、

スーパーポッターを外すと、

一気に60個のポットに土が詰められます!

 

楽チン楽チン。

 

これを今回発芽した苗の分、つまり3,200ポットを用意します。

 

今の作業を54回繰り返す。

こういう単純作業は音楽を聴きながら・・・

終了!

3,200ポットって結構多いなぁ。

 

 

仮植の為のポット土準備はこれで終わりではなく、

まずはポット土に水をダバーっとかけます。

下の穴から滴るくらいに水をたっぷりと。

ポットの数が多いと、水をかけるだけでも時間がかかるなぁ。

 

全てのポット土を湿らせたら、ビニールをぴったりとかぶせます。

あっという間にポット土が蒸れてきます。

この蒸れさす作業で、ポット土の中にある雑草の種を殺します。

このまま10日程、放置。

 

小さい苗達の、個室準備完了!

2013.04.14発芽!!

うららかな日和。

そして日曜とあって、今日はこの山峡の田舎町に

それぞれの“非日常”を味わう人々が集まって来ていました。

 

ツーリングを楽しむバイクの集団。

望遠レンズ付きカメラを首から下げて電車が来るのを待つ鉄道マニア。

長い竿を川に垂らして川魚と格闘する釣り人。

和気あいあいと楽しそうにウォーキングするミドルエイジの方々。

 

あぁ、長閑。

 

 

そして、

桜のつぼみがだんだんと膨らんで、

ポツポツと淡いピンク色の花を咲かせ始めた今日、

ついに先日まいたトマトの種が発芽しました!!!

 

 

朝、トレーにかけてある不織布を取ると、

 

お!!!!!!

 

おぉぉぉぉぉ。

 

がんばれーーーーー!!!

 

 

感動!!!

2013.04.13育苗ハウス(鎮圧ローラー)

やっと春が来たかなぁと思った矢先、

寒波がやって来て所々に雪を降らせていきました。

 

そして今日は再び気温上昇。

つくし、口を開けっ放し。

夏日には目の下の皺が2、3本増えます。

 

苗を育てる為の育苗ハウスの準備の続き。

今日は整地。つまり、土を均して平らにします。

これも苗にとってはとっても大切な作業です。

 

発芽した苗は太陽の光を目指して伸びていきます。

育苗ハウス内の下がボコボコだと、苗が斜めに置かれることになり、

光を求める苗達はいびつな形になってしまいます。

 

ということで、まずは乾いた土をトラクターで耕します。

 

ふかふか。

 

 

ここで登場。鎮圧ローラー

これは本当に優れもの。

 

農業を始めて一年目の頃、この存在を知らず、

苦肉の作で細長い板でペンペン叩いて均していました。

時間はかかるし、疲れるし、その割には平らにならないし。

どうしたものかと困っていた時に見つけた、この鎮圧ローラー。

コストパフォーマンス抜群。

 

耕うん機の回転刃を鎮圧ローラーに付け替えて、

 

前に進むだけでローラーが回転して鎮圧してくれます。

 

足取り軽く、何度も行ったり来たり。楽チン楽チン!

 

あっという間に、真っ平ら!

 

足跡も付かないくらいにカチカチ。

 

 

さて、

先日まいた種の様子は・・・まだ芽が出ず。

 

早く芽が出ないかなぁ〜。