トマトの樹はすくすくと伸び、あっという間に私の背を抜かしていきました。
しゃがんでトマトの樹の影に入ると少し涼しい。
先月の6月25日に、
この地域を流れる宮川での鮎釣りが解禁されました。
近隣の方はもちろん、
関東や東北方面からも鮎を釣るためにたくさんの方がここを訪れます。
広場にはテントを張って泊まり込む人、付近の宿泊施設には釣り人たちが集い、
連日その日の釣れ具合を言い合ったりしている。
普段は地元人しかいないこの土地もこの時期は賑やかな雰囲気。
毎年恒例の夏の風景。
そしてここの川には毎年鮎を釣るために何十年と通っている方が多く、
「第二の故郷」だと言う方もいる。
私たちがこの土地に越してきて約6年。
この時期だけ顔を合わせるけれど、
私のお腹に子供ができたことを知ると本当の家族のように喜んでくれ、
日に日に大きくなっていくお腹を目を細めて見ながらすごく楽しみにしてくれる。
ただ鮎釣りを楽しむだけではなく、
この土地の人たちと良い人間関係を育んでいるからこそ、
夏だけとはいえ何十年とまたここに来たいと思うのかな。
その釣り人の方たちからは同じようなことを聞くことが多い。
「他にも鮎を釣るところはあるけれど、
川に入って鮎を釣っている時にふと顔をあげた時のこの自然がいいんだよなぁ。
自然と一体になっている感じがして気持ちがいいんだよなぁ。」
分かるなぁ、その感じ。
トマトに向かって作業をして、ふと周りを見渡すと山、川、田んぼ。
気分がフワァ〜っと晴れる感じ。
作り手が気持ち良くトマトを育てているから、
トマトをお届けした先でもこの自然を感じられるような味になるといいなぁ。
そのまま食べてももちろん美味しいけれど、
トマトの魅力をもっと引き出すレシピを紹介します!
↓toricafe 岡田シェフおすすめレシピ !
・イタリアンの定番!salsa checca (ケッカソース)
〈材料〉
・ 大玉トマト・・・好きなだけ
・ 塩・・・・・トマトの0.8%の量
・ オリーブオイル・・・トマトの0.8%の量
・ お好みでニンニクみじん切り、黒胡椒、バジル
〈作り方〉
① トマトを1cmの角切りにする
②他の材料をまんべんなく混ぜる
③約15分そのまま置いて出来上がり!
* 最初はひとつひとつの味がバラバラですが、
化学変化が起こるのか時間が経つと味がまとまってより美味しくなります!
* ガーリックトーストの上に乗せればブルスケッタ!
* 焼いたお肉とルッコラと一緒に♪
* 焼いた魚にも合います♪
* 夏場は冷製のパスタの上にたっぷりとこのソースをかければ白ワインが止まりません!!
↓フードコーディネーター蓮沼あいさんからのレシピ!
・トマトのレモンコンポート
湯向きしたトマトはフルーツトマトのように甘くなります。このままゼラチンで固めてゼリーにしても。
<材料>
・トマト 4個
・ミニトマト 8個
・水 1カップ
・白ワイン 1カップ
・米酢 大さじ3
・砂糖 大さじ3
・レモン 1個
<作り方>
① トマトはへたを取って薄く切り込みを入れたら湯向きする。レモンは皮をむいて5mm厚の輪切りにする
② ①以外の材料を火にかけて沸騰させたら火を消す
③ トマトとレモンを入れて冷まし、そのまま冷蔵庫で冷やす(30分〜)
↓フードコーディネーター蓮沼あいさんからのレシピ!
トマトの焼きカプレーゼ
トマトは焼くとうまみがアップ!メイン料理にもなりそうなトマトのステーキです。
<材料>
・トマト 2個
・モッツアレラチーズ 1個
・バジル 適量
・塩 少々
・オリーブオイル 大さじ2
<作り方>
① トマトはへたを取ったら半分に切る
② グリルパンなどにオリーブオイルを熱し、①を両面焼く
③ 塩少々をして、切ったモッルアレラチーズをのせたら、蓋をしてチーズが溶けるまで待つ
④ 皿に盛りつけ、バジルをのせる