2013年10月 のアーカイブ

2013.10.23友情の2週間

今年は台風が、もう勘弁してよ!ってくらいに次々と発生。

なんだか、おかしい。

 

先月私達が被害を受けた台風18号

残った樹で細々と収穫をしていたのですが、

早めに片付けて来年の土作りを始める事にしました。

 

そんな折り、

比較的時間に余裕があるお友達がわざわざ手伝いに来てくれました。

 

しかも、原動付き自転車で6時間もかけて。

 

一人よりも二人。二人よりも三人。

一人加わるだけで作業スピードが断然早い!

 

ミニトマトのハウス内。

樹が倒れすぎて、もう・・・限界。

 

それが、あっという間にスッカラカン。

 

ミニトマトのハウスは移動させるため骨組みから倒しました。

あんなに壊れない様に頑張っていたのに、倒すときはあっという間。

 

 

大玉トマトの樹も切り倒して集め、

 

先月稲刈りした後の田んぼへ。

 

収穫後のトマトの樹は田んぼの有機肥料として。

稲刈り後のワラはトマトのハウスの通路へ。

 

お米とトマト。お互いに助け合います。

 

つくしだって助け合い(してるつもり)。

あのー、邪魔です。

 

 

お友達には2、3日お手伝いをしてもらうつもりが・・・

結局、三食・二度寝・昼寝・おやつ・晩酌付きで2週間。

 

おかげで予定よりもかなり早く片付け終了。

 

 

旦那さんと友情の証を示し(なんか見た事ある)、

 

親指を高々と上げて去っていきました。

 

帰りももちろん6時間。

ありがとう。

 

あとは洗浄などの細かな作業と、来年の土作り!

 

2013.10.12トマトinコンクリートジャングル

今年の「お取り寄せ」にたくさんのご注文を頂き、

誠にありがとうございました!

来年はさらに品質を高めていきたいと思っています。

 

トマトを送る時、

送り先の方の事を想像しながら箱に詰めています。

そして多くの方が届いたトマトと共に写真を下さるのですが、

その中で最も興味深い写真を3枚(掲載許可取得済み)。

 

この時大玉トマトを送らさせて頂いたのは、東京駅前の高層ビルの中にあるオフィス。

窓の外にはコンクリートジャングル。

 

無機質なモノの中に、大自然の象徴である真っ赤なトマト。

そのトマトを囲む、土の匂いが全くしないであろう男性と女性。

 

この溢れる違和感。

だからこそ、トマトが光り輝いて見える。

 

トマトに意識があったなら、

生まれ育った環境とあまりにも違う世界に驚きを隠せないでしょう。

 

 

そして極めつけ。

仕事をしながらトマトの丸かじり。(奥にももう一人!)

奇妙であり、じわじわと面白さが迫ってくる光景。

 

しかし、

大事な書類がトマトの赤い汁で汚れなかったかどうか心配です。

 

 

どの会社でも、一息入れる際にコーヒーではなく

“トマトを丸かじり”が定番になってもいいんじゃないかな。

 

来年も、色々な場所に当農園のトマトをお届け出来ることを楽しみにしています。

 

2013.10.08トマト祭り

トマト祭りと言えば

スペインのトマトを投げ合いぶつけ合うお祭り。

近年では中国でも行われる様になったとか。

 

大切に育てたトマト。

ぶつけ合いに使われたら涙が出る!

 

長九郎農園のトマト祭りは「トマトを楽しく美味しく頂く会」。

 

会場は出産直前のお友達の家。

事前にみなさんの食べたいトマト料理を出し合い、

当日は長九郎農園の大玉トマトを使用。

 

リクエストに全部応えたら、

「これ全部作れるのか?」ってくらい品数が多くなったけれど、

みなさんで手分けして作業開始。

 

子供も簡単に出来るトマトアイスクリーム。

ぐるぐる混ぜるだけだけど、立派なお手伝い。

 

二人で仲良くお手伝い。

この後ろ姿、かわいい。

 

ボリビア帰りの彼女。

トマトゼリーを作りながらも思い出話に花が咲く。

 

玉ねぎのみじん切りに涙する妊婦さん。

 

バゲットを切る後ろで子守りに走り回るお母さん達。

 

品数が多すぎたからか、

作業よりも話が盛り上がりすぎたからなのか、

結構時間がかかったなぁ。

 

お腹すきすぎて時々つまみ食い。

その度に「おいしー!」の声。

 

幾度のつまみ食いを経て、出来上がり!!

 

トマトのマリネサラダ&モッツァレラチーズ

中まで真っ赤なトマトに「美味しい!」の嵐。

 

鶏肉と豆のトマトに込み

じっくりコトコト。ハーブの香りで心が踊る。

 

トマトのひき肉詰め。

焼いたトマトの甘さがお肉の味とマッチ。

 

秋刀魚のトマトソース和え。

アンチョビのコクと唐辛子のピリリとした辛さが隠し味。

 

チーズ入りライスコロッケ

長九郎農園の大玉トマトで作ったトマトケチャップを混ぜたライス。

小食の子供もバクバク。

 

ニンニクハーブ入りチーズ&ドライトマト

ドライトマトは長九郎農園の中玉トマトで事前に手作り。

可憐なディルを添えて。

 

クリームチーズ&トマトジャム

こちらのトマトジャムも長九郎のフルーツトマトを使用。

砂糖はごく少量だから甘すぎず。

 

デザートも可愛く。

大玉トマトのコンポート&リンゴゼリー寄せ。

トマトとリンゴが良く合う!さっぱり!そしてこのゼリーの柔らかさよ。

 

トマトアイスクリーム(少し溶けちゃった写真)

凄く簡単なのに凄く美味しい!

もっと甘くしたい人はトマトジャムやハチミツをかけても。

自分で作ると甘さを調節出来るからうれしい。

 

最後の、本当に最後の割れちゃったミニトマト

 

 

お腹いっぱい!

 

今回もトマトの可能性を実感。

見た目もかわいく、生でも焼いてもデザートにしても美味しい。

主役にも脇役にも引き立て役にもなる。

身近な野菜でこれほど幅が広いものはないんじゃないかな。

 

「またトマト祭りをやりたい!」とみなさん大満足。

そして、樹で熟したトマトの味にも驚いてもらえてよかった。

 

大切に育てたトマトの最後の姿を見届けれて、

しかもこんなに可愛く愛情がこもった姿になって、

本当に幸せなトマト祭りでした!

 

2013.10.02片付け開始&収穫際

台風の影響で樹が根腐れをおこしたビニールハウス。

これ以上天井ビニールをつけないままにしていても、

病気がひどくなる一方なので、ついに樹を倒す事にしました。

 

脱穀作業をするはずだったお友達。

華のない片付け作業にも関わらず、遠方より手伝いにきてくれました。

愛知県より車で7名。東京から飛行機で2名。

 

全員お昼頃に到着。

まずは腹ごしらえのランチ、クロックムッシュ!!

 

火起こしを男性にまかせ、

 

女性はクロックムッシュ作り。

パンにホワイトソースを塗り、

割れちゃった長九郎のトマトスライス、ハム、チーズを乗せ、

自家製バジルペーストを塗ったパンで挟む。

 

そして炭火で!

こんがり!

美味しい!

 

見事な秋晴れ。

美味しくて楽しくて、もうイベント終了みたいな雰囲気が漂い始め、

軽く寝入っちゃってる人も。

 

気合いを入れ直し、片付け開始。

ハウスサイドのビニールやネットをはずしてたたみ、

通路のシートもはがし、

潅水チューブも巻き取り、

 

そしてここから心が折れそうになる作業。

樹の切り倒し。

 

たくさん実をつけてくれてありがとう。

 

最後まで収穫してあげれなくてごめんね。

 

あぁ・・・ついに。

 

作業中、少しでも実を収穫。

お友達曰く「青いのは漬け物にできるらしい」

 

 

作業終了後は昨年からの恒例イベント、収穫祭。

簡単に言うと『新米を楽しむ会』です。

 

昨年のテーマは「新米に合う一品」。

それぞれ、これは!という一品を持ち寄り、

プレゼンテーションをふまえての一番人気の投票。

 

そして今年は「新米おにぎりに合う一品」。

おにぎりだからこそ生きる一品を持ち寄りました。

海苔を巻くか否か、またその巻き方もそれぞれのこだわり。

 

宿泊施設に移動し、

大量に新米を炊き、

手の内を明かさずにそれぞれおにぎりを人数分作り、

やっと品評会。

 

焼きスパムおにぎり。ジャンク好きな方向け。

手作り梅干し入り白昆布おにぎり。昆布と梅干しの最強コンビ。

「山椒しぐれの佃煮」入りおにぎり。ピリリとした山椒が決め手。

こだわりの海苔&塩おにぎり。食べる直前に海苔を巻いてパリッと。

「青森ねぶた漬け」のまぶしおにぎり。激ウマ漬け物!

 

人数が多い(おにぎりが多い)ので2回に分けて品評。

正直このあたりでお腹いっぱい。

 

後半組。

「カニひじき」のまぶしおにぎり。カニの甘さとひじきの食感!

「鮭&ししゃものたまご」のまぶしおにぎり。タラコではないところがミソ。

「山椒じゃこ」のまぶしおにぎり。じゃこの上品な味とさわやかな山椒!

「佐藤さんの藻塩」のおにぎり。丁寧に作られたこだわりの塩!

 

今回参加出来なかった方からの差し入れの日本酒も進み、

みなさんプレゼンではなかなかの饒舌ぶり。

 

そして無記名での投票。

なかなかの接戦でした。

 

一番人気の方には景品あり。

長九郎農園の大玉トマトで作ったトマトケチャップと、

中玉フルーツトマト・フルティカのトマトジャム。

 

訳もなく楽しかった!

来年は再び「新米に合う一品」に決定。

なぜなら、おにぎりはお腹いっぱいになりすぎるから。

 

次の朝も晴天。

気持ちのよい空気の中、朝散歩。

 

からの、新米&豚汁。

 

昨晩あんなにおにぎりを食べたのに、

おかわりする人続出!

 

 

気の置けない友達との時間は本当に心が軽くなる。

トマトの樹の片付け作業も然り。

「早めに切り倒して来年用に土作りをがんばるよ」と説明しつつも、

半分は自分に言い聞かせていたりする。

ぼんやりと考えていることも声に出して言葉にすることで、

その考えが本物になったりする。

 

そういう相手がいることがありがたい!