2015.10.21たね取り
この季節になると、
①トマトの樹の手入れ
②終わりに向けて少しずつ片付け
③来年に向けての準備
これを同時に進めていきます。
天候の良い日が続くうちに③の作業の一つ、種取りをします。
今年の実から種を取って保管しておき、来年の種まきに。
元気の良い樹を選び、試食をして美味しい実を選抜。
来年も元気で美味しいトマトができるように、真剣に味見。
選抜された実を崩し、種類別に袋に入れて発酵させる。
発酵の理由
1:種を周りのゼリー部分から取りやすくするため。
2:種に由来する病原菌を殺菌するため。
3、4日経つと発酵独特の香りがぷ〜んとしてくる。
水にさらし、種以外は取り除きます。
種の周りのぬるぬるした部分がさらっと流れていく。発酵させたおかげ!
その際に水に浮かぶ軽い種も取り除く。
スカスカの種を来年に持ち越さないように。
水に沈む種のみ取出し、天日で乾かす。
ネットに入れて、天日干し用の網に入れて外に吊るす。
乾いたら種類ごとに瓶に入れ、
除湿剤で湿気らないように気をつけて来年まで保管。
こうやって毎年種を受け継いでいくことで、
この土地独自の香りや味ができていく。
日本全国どこで食べても同じ味のトマトよりも、
ここでしか食べられない、この土地だから味わえるトマトを作っていきたいなぁ。