2014.07.08ハチ受粉

1回目の定植から約2週間後に2回目の定植。

 

無事に根が土に活着。

 

1回目に定植した苗はぐんぐんと伸び、

まだ青いながらも一段目の実が赤ちゃんの拳くらいになりました。

 

 

このトマトの樹の受粉には、ハチに頼んでいます(刺さないやつ)。

↓ハチの巣箱。この中に約50匹のハチ。

 

入り口からまずは一匹。

偵察隊が外の様子を見て、中に向かって合図。

 

すると中から我先にとどんどん飛び出すハチ達。

 

 

ハチが花粉を集める時のこの仕草。

花のおしべにつかまって細かくブルルルルっと震えます。

かわいい。

 

このハチブルルルルっと震えることで、

おしべの中に隠れているめしべに花粉がくっついて受粉する。

うまくできてるな〜

 

ハチはおしべにつかまりながら少し噛んでいる。

このバイトマーク(噛み跡)がその証拠。

おしべに傷がついている。

 

植物成長調整剤などで受粉活動をさせる方法もあるけれど、

それよりも樹にとって自然な形で受粉をさせたくて、

ハチに頑張ってもらっています。

 

 

世界ではミツバチがどんどんいなくなっているそうで。

その原因は明らかに人間の仕業。

レオナルド・ダヴィンチも

「ミツバチが全滅すれば人類は4年で全滅する」と言ったとか。

 

アメリカのホールフーズが行ったキャンペーンも興味深い。

ミツバチなどの受粉媒介者がいなければ、

作物にならない商品を店頭から撤去するという試み。

→「ミツバチがいなくなると、スーパーマーケットは・・・

 

ハチだけでなく、

土の中の微生物や地に這う昆虫、

そして森の中の熊など。

きっとそれぞれが、ただ生きているだけで

回り回って私達にいい影響を与えてくれていたのが、

自分達の手でバランスを崩してしまったツケが、

回り回って自分達を苦しめることになってしまったんじゃないかと。

 

食物を作っている側の責任として、

その生産活動によって生態系が壊れてしまうような、

本末転倒にならないようにしよう、と思う。

 

 

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