2014.04.16上弦の月と種まき
何年か前の「ほぼ日刊イトイ新聞」の記事。
『農業は、旧暦を基準にすると、
いろいろなことがうまくゆくのです』
ここでの旧暦とは「太陰太陽暦」のこと。
月と太陽のリズムに合わせて作物を育てる、ってことですかね。
農業に月も関係あるなんて、以前は考えていなかったけれど、
漁業では月の満ち欠けで生じる満潮干潮が重要だし、
林業も新月の時に伐採すると割れにくくカビにくいらしいし・・・。
作物にストレス無く育てるには、
昔の人の様に太陽だけではなく、
月のリズムを利用してみるのもいいのかも。
そんなことを考えて購入した「菜園NOTE」。
一年のカレンダーに加えて月の満ち欠けや、
その時の適した農作業が記載されていて分かりやすい。
しかも、イラストや字体がかわいい。
このノートによると、
今月の種まきの時期は13日。
上弦の月から満月になる直前。
4月13日は穏やかな一日。
ノート通りに、この日に種まきをしました。
今年の試み。
昨年初めて種採りをした大玉の「アロイトマト」。
桃太郎系だけど固定種!!
そして種採りは2年目のミニトマト・ブラックチェリー。
昨年育てた種類に加えて、今年試験的に育てる中玉・ミニトマト達。
種は全て固定種。「たねの森」さんで購入。
中玉:マティーナ(カクテルの名前みたい)
ミニ:グリーンゼブラ(ただ珍しさにひかれて)
ミニ:チャドウィック チェリートマト(やっぱ、赤でしょ。)
ミニ:ゴールデンクィーン(黄金の女王!)
昨年までのいつもの種類と今年の新種を合わせて11種類。
この中から選りすぐって種類をしぼっていきます。
今はF1種も使っているけれど、固定種の割合を増やしていきたいなぁ。
さて、種まき準備。
今年も種まきを2回に分けて行い、長い期間収穫出来る様にします。
まずは、
種の小部屋であるセルトレーに種まき用のふかふかの土を詰め、
保存のために乾燥させてある種に水を吸わせるために、
土を水でたっぷり湿らせます。
種まき時の小道具。
5ミリの印を付けた割り箸とピンセット。
まず印を付けた割り箸で、
セルトレーの土に5ミリの深さの穴をあけていき、
その穴に小さな種をピンセットで一つ一つ落としていく。
二人とも集中して、無言。
各小部屋に行儀よく並んでいる種達。
この小さな種一つ一つにに、膨大な情報が収まっているんだなぁ。
種の上に軽く土をかけ、一晩薄暗い所で寝かす。
そして次の日、特製ベッドへ移動!
つぎはぎの木の囲いに断熱ボードと温熱マットをイン。
温熱マットは電気で温度調節をします。
囲いの下に隙間が出来ない様に、
そして断熱の目的でお米の籾殻(もみがら)で埋めてみました。
種が入ったセルトレーをベッドにそっと入れ、
大事にシートで覆い、
暑くなりすぎないように、コモをかけます。
芽がでるまで3〜5日くらい。
待ち遠しい!!