2013.05.14苗半作

ビニールハウスを挟んで両隣は田んぼがあります。

そろそろ稲作準備。

両隣から耕耘機の音が聞こえます。

 

稲作にもトマト栽培にも共通する、昔から伝わる言葉。

【苗半作(なえはんさく)】

苗の出来で作柄の半分が決まる、という意味。

 

作柄の半分ではなくてほとんどが決まる、という意味で

【苗八作(なえはっさく)】だ!と言っている人もいます。

 

「人間で言うと【三つ子の魂百まで】みたいな感じ?」と旦那さんに聞いたら

微妙な顔で「まぁ、そんなような感じじゃない?」と言われました。

 

どちらにせよ、それくらい苗作りはとても重要。

 

気温によって水やりの水量を加減したり、

雨の日は水やりをやめてみたり。

 

ハウス内の気温が高すぎたり低すぎたりしないように

ハウスのビニールを開け閉めして調節したり。

 

そしてこれも大切な管理。苗の防除(ぼうじょ)

病原菌を殺菌して、苗が病気にならないようにします。

 

防除で使うのは木酢液(もくさくえき)

木酢液とは、炭を焼くときに出る煙を集めて冷却、液化したもの。

主成分は酢酸(さくさん)で天然有機酸を多く含んでいます。

 

この木酢液を薄めて散布します。

 

ここで活躍するアイテム。電動噴霧器!

電動なのでバッテリーを差し込んでON。

それだけで中に入れた液体を噴霧できます。

 

そして素晴らしい点。

背負い式。さらに背中に優しいクッション入り。

 

こんな感じで背負ってます。

手で持ち上げると重いのに、背負うと楽チン。

 

スイッチON。

ノズルからシュワーっと出る霧状の水+木酢液。

 

木酢液の香りがふわぁっと立ち上る。

その作られ方からなのか、木酢液って薫製の香り。

いい匂い!

 

水やりは株もとにチョロっとあげますが、

防除では全体に液が行き渡るようにします。

 

病原菌、さようならぁぁ。

 

 

 

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