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2019.05.04マレーシア 旅行記④〜アズマンさん家族へ会いに行く〜

マレーシア 旅行記続き

 

社員旅行をマレーシアに決めたもう一つの理由は、

アズマンさん家族が住んでいて会いに行くため。

アズマンさんは夫がサラリーマン時代の元同僚。

大学の頃に日本に留学してそのまま日本で就職して夫と知り合い、

彼が帰国したり夫が脱サラして農家になって路が分かれても

細々と連絡を取り途切れなかった縁。

今は故郷のクアラルンプールで家族と住んでいる。

 

事前に連絡をすると、アズマンさんは家に招いてくれた。

夫にとっては10年ぶりの再会。

私はマレーシアの家庭を垣間見ることができるのが楽しみ。

そして図々しくも奥様に家庭料理も教えて欲しいと頼んでおいた。

お店でお料理を食べるのも好きだけど、

一般家庭の料理というのに興味がある。

 

いよいよクアラルンプールの郊外のアズマンさんのご自宅へ。

優しい聡明な奥様と3人の子供たちと家族の一員のようなお手伝いさん。

ちょうどお昼ご飯の時間に招いてくれたので、早速テーブルへ。

 

「soto(ソト)」というマレーシアの郷土料理だそう。

白い四角いのが日本のお餅のやわ〜い感じのもの。

クトゥ・パットといい、

本当は編んだヤシの葉でもち米を包んで蒸すらしいのだけど、

今は袋に小分けされたもち米をレンジでチンっとするだけで出来るものが売られているそう。

 

そのクトゥパットやビーフンと、

ポテトコロッケみたいなものや野菜やピーナッツを銘々皿に取り、

上からチキンスープを好きなだけかけて食べる。

お好みで自家製の辛い調味料をかける。

このチキンスープがかなり美味しい。

あっさりなのに出汁がよく効いていてどんどんいける。

千尋も「スープ、スープ」とバクバク食べる。

 

このチキンスープの作り方を聞いたら、

キッチンへ連れて行ってくれ教えてくれた。

ハーブを色々と使うみたいだけど、何とか日本でも出来そう!

 

食後にあまーーーーいお菓子。

ココナッツ風味と黒蜜が入ったお菓子。

 

夕方は庶民が行く市場へ。

中心地の市場はやはり観光向けになっていて、

楽しみつつもどこか興ざめしてしまうこともある。

アズマンさんにこの場所で週に一回開かれるという、

現地の方達が普段行く市場へ連れて行ってもらいワクワク。

 

量り売りの野菜たち。

 

お、トマト。ヘタは全部取って売られている。

 

トロピカルな果物達。

 

茶色の小さな丸い果物は「猫の目」という意味の名前。

ライチのように中に大きなタネがあり、味もライチに似ている。

 

マンゴー!安くて味が濃くて美味しい。

 

フルーツジュース屋さん。

この白いジュースが初めての味で甘さが程よくて美味しかったー!

「オランダドリアン」というらしいけれど、あのドリアンとは別物らしい。臭くなかったし。

 

魚のすり身のお店。

辛味ソースと絡めてあって、

日本でも食べたことあるような、でもソースが独特でくせになる。

 

サテのお店。

味付けがしてあってパクパク食べられる。

 

他にもスパイス屋さんやおもちゃ屋さんや服屋さんも。

でもどれも地元の方が利用している感じで、生活感があって面白かった!

日本人なんていないけれど、

お店の人と目が合うと手を振ってくれたり、

カメラを向けるとポーズを取ってくれたり。

楽しかったー!

 

アズマンさんの自宅へまた帰り、夕食にフィッシュカレーを教えてもう。

奥様もバリバリに働いているので家事は主お手伝いさん。

インドネシアから来たけれど、

もう何十年とマレーシアに住んでいるからマレーシア料理はお手の物。

そのお手伝いさんが作るのを奥様と一緒に教わる感じに。

フィッシュカレーにはトマトも使う!

「あなたのトマトを使ったらもっと美味しくなるかしら」

と可愛らしいことも言ってくれる。

 

魚はどんなのでもいいらしいけれど、オクラとトマトは絶対に入れるみたい。

ココナツミルクを使い、スープカレーに近いサラサラ系のカレー。

 

それをご飯にかけて食べる。

あっさりの中でもコクがあり、魚の臭みもなくて美味しい。

辛くないから千尋でも食べられる。

臭くならないコツ、スパイスや野菜を入れる順番も教わったから

日本でも作りたいーーー!!

 

アズマン家には子供が3人で10歳女の子、6歳男の子、6ヶ月男の子。

上の二人と千尋は最初は相いれずそれぞれに遊んでいたれど、

放っておいて大人同士話している間にいつの間にか一緒にゴロゴロしている。

上の子はマレー語と少し英語、6歳の子はマレー語、千尋は片言の日本語。

それぞれの言葉で通じない相手に話しているのに、

それでも何となく通じ合っていて

一緒にボールで遊んだり自転車に乗ったり滑り台したり。

子供ってすごいなぁ。

 

 

上の子は「千尋とお話ししたいなぁ」なんて素敵なことを言ってくれた。

千尋が大きくなってマレーシアに行ったことを忘れてしまっても

日本から遠く離れた国で、

自分と話したいと思ってくれている存在がいるということを教えてあげたいなぁ。

 

美味しくて安全で、でも文化が違ってとっても刺激を受けたマレーシア。

今回行けなかった所にもまた訪れたいな。

千尋にまたアズマンさんの子供達と会わせたいな。

バイバイ、マレーシア!