2015年4月 のアーカイブ

2015.04.23ポット土準備

今週はずっと暖かいどころか暑さを感じるようで。

 

奥の山にはまだ雪が残っているけれど、新芽が出てきた木々が鮮やか。

 

暖かい日差しの中、今日もユキオはよく働きます。

 

それに比べて、ツクシは・・・完全にスイッチオフ。

座布団からずり落ちながら夢の中。

 

農場では、育苗用のハウスの準備を開始。

骨組みだけだったハウスにサイドビニールと天井ビニールをかけました。

 

そしてもうすぐ仮植をするためのポット土を準備。

私が「トマト祭り」に興じている間、

旦那さんのお友達が手伝いに来てくれて、二人で作業を進めてくれていました。

ありがたや。

 

 

今年はこのポット土にもこだわりました。

 

3月末、まだ雪が多く残る冬の気配の中、ポットに使う土作り。

近所のおじさんに土や肥料をかき混ぜる機械を借りて、

 

農場内の土に、燻炭(くんたん)、堆肥、ピートモス、火山礫を加えて、

 

 

スイッチオン!ぐるぐると均等になるまで混ぜる。

 

人間の力は素晴らしい。

指先一つ、スイッチボタンを押すだけで、こんなにさらさらになるまで混ぜられる。

 

触るとふかふかでやさしい土。

 

この土で仮植から定植までの間、ポットの中で大事に育てます。

 

 

 

 

2015.04.22第2回トマト祭り

先日、お友達と「第2回トマト祭り」を開催しました。

ただトマト料理を作って食べる、という単純なこの会、

第1回目は秋に開催したので生のトマトをたくさん使ったのですが、

今回はまだ育苗中のタイミング。

 

ということで「収穫時期以外でもトマトを美味しく」がテーマ。

 

私が準備したトマトなど。

・大玉ホールトマト(昨年仕込み、密封保存)

・自家製トマトケチャップ(昨年秋に作り密封保存)

・トマトピューレ(去年冷凍したトマトを解凍し、裏ごし)

・トマトソース(解凍したトマトを煮込んだ)

・冷凍ミニトマト

・ドライ&セミドライトマト(昨年作り冷凍保存)

・バジルソース(昨年作り、密封保存)

・リモンチェッロ(昨年漬け、冷蔵保存)

 

そして、作ったもの。

ブルスケッタ3種

トーストしたバゲットにバジルソースを塗り、

解凍したミニトマトやオリーブ、カッテージチーズを好きに乗せる。

 

こちらはトマトケチャップとモッツァレラチーズ、ドライトマトの組み合わせ

 

細かくしたホールトマトとにんにくを混ぜ、モッツァレラとともに乗せたもの

 

鯛のアクアパッツァ

こちらにはセミドライトマトを入れて。

 

身を食べた後、魚介の美味しい出汁でリゾット!

アクセントにドライトマトを散らして。

 

・イカとじゃがいものトマトソースの軽い煮込み

あらかじめ火を通したイカとじゃがいもを、

アンチョビと唐辛子を入れたトマトソースで軽く煮込み、ケチャップでコクを出した。

ピリ辛トマトがくせになりそう。

 

デザートに、

・朝焼いておいたトマトシフォンケーキ

生地にミニトマトジャム(昨年作り密封保存)を練り込み、ドライトマトを刻んで混ぜました。

「ドライトマトの存在感がいいね」と言ってもらえてうれしい。

 

トマトシャーベットとトマトジェラート(写真撮り忘れ!)

あっさりさっぱり

 

リモンチェッロ風味のトマトコンフィチュール

シフォンケーキやトマトジェラートとともに。

リモンチェッロの風味が予想以上に美味しくて、ミニトマトができたらすぐ作ろうって思った一品。

 

料理を教える、とかそんな大層なものではなくて、

とにかくみんなで作って食べてトマトを楽しむという趣旨なので、

最後に「トマトってこんなに幅広く使えてすごいよね」という言葉が出てうれしい。

 

一つの素材で、しかも野菜で、

前菜からデザートまで使えるのって他にはないんじゃないかな。

 

つまり、

トマトはおしゃれだ!

2015.04.15本葉

ツバメが飛び交う季節になってきました。

毎年ツクシの小屋の近くに巣を作るので、

最近のツクシは頭上を低空飛行するツバメが気になってしょうがない様子。

 

いくら吠えても、

それをからかうようにビュンビュンと飛び交っている。

 

ツバメに遊ばれているツクシが間抜けでかわいい。

(後頭部に続き、鼻の下が黒いのもかわいい)

 

てへぺろ

 

 

三寒四温で徐々に気温も上がってきて、雪も溶け決められたようにツバメが来て、

毎年同じように季節が巡ってくると思いきや、今年の春はなんだかおかしい。

晴天続きだった昨年とは違い今年は雨続き。そして土砂降りになったり気温が急降下したり。

 

種まきから4日目に発芽。

 

そして、

手を広げたような子葉の間から何とか本葉が出てきたけれど、

 

昨年までの記録によると、芽が出てから本葉が出たのは5日。

それに比べて今年は1週間かかった。

 

何となく何となく遅い。

遅いといってもたった二日だけれど、

どうしても天候に左右されるから、この不安定な天候に敏感になってしまう。

 

大丈夫かな、と不安になっても仕方がないから植物の力を信じよう。

 

そして、気晴らしにお花見。

飛騨の桜はまだ満開になっていないので、

車で20分ほどの富山県神通川沿いの桜並木へ。

 

この日もどんより日和。

晴れていたら桜の向こうにパーっと立山連峰が見えて綺麗なのにな。

 

満開を迎えて風にはらはらと花びらを散らせる桜に心を癒されて、

ふんわりした気分になりました。

 

2015.04.04満月と種まき

今日は満月。しかも皆既月食。

でも雲がかかって見えそうにないので、気分だけでもお月見。

大好きなコデマリとピンポン菊で「雲と満月」をイメージ。

コデマリはつぼみが多すぎて雲っぽくならなかったけど。

 

満月の今日の前日、4月3日に一回目の種まきが終了しました。

 

小さな小さな種たち。

この中に膨大な情報が詰められていると思うと不思議な気分になる。

 

印を付けた割り箸で軽く穴を掘り、(赤い印は5ミリの深さ)

 

穴に種を一つ一つピンセットで入れていく。

 

個室にお行儀よく入った種たち。

 

この上に軽ーく土をかぶせて、水をかけて種を湿らせる。

これで休眠状態の種を起こす。

「おーい、もう春だよ。芽を出せー。」みたいな。

 

 

まだか弱い種たちは、手厚く温度を暖かく一定に保ってあげないと芽を出さない。

そのために種たちのベッドを準備。

 

木枠を設置し、断熱材を敷いた上に電熱マットを置く。

 

そこに湿らせた種たちをそっと置き、

 

不織布をかけて乾かないようにしてあげる。

 

早く芽を出して欲しいな。

 

 

月のリズムに合わせた農業では、

満月の5日前から満月までに種まきをするといいらしい。

 

月の満ち欠けによって潮の満ち引きが変わるように、

植物の成長も月のリズムが影響しているらしい。

 

月のリズムと植物の成長の関係は化学的に証明されているかはわからないけれど、

古代の時代から肌で感じて「普通のこと」として根付いていた事の方が信頼が置けるような気がする。

 

忠実に月のリズムに沿って農業をしていく、というわけではないけれど、

タイミングが合うときはなるべく合わせていければいいな、と思う。