2015年1月 のアーカイブ

2015.01.03もみがら堆肥作り

今年の試み。「もみがら堆肥を自分達で作る」

もみがら堆肥とは、字の如し。

もみがらを発酵させて出来た堆肥。

 

もみがら堆肥を使う理由は、

1、微生物の住処になる

2、発酵させることでアミノ酸のかたまりとなり、

トマトの肥料になる

3、もみがらを土中に入れることで空気ま入り、

微生物が育ちやすくなる

 

しかもそんないい事づくめのもみがら堆肥を

自分たちで簡単に作れるとのこと。

 

去る12月上旬。

詳しいおじさんに来てもらい、教わりながらもみがら堆肥作り。

 

板で囲いを作り、

 

①もみがら、油かす、米ぬか、休眠状態の菌を入れて混ぜる。

 

②水をかけながらギュッギュッと踏み固める。

 

③保水のためにワラを敷く。

 

④、①〜③を繰り返しミルフィーユ状にする。

 

⑤雨よけにビニールをかけこのまま40日程置くと出来上がり!

(途中15〜20日後に切り返しを行う)

 

簡単!

水を得た菌が油かすや米ぬかをエサとして、

もみがらを発酵させることで、

固いもみがらが土中で分解されやすくなります。

 

 

約2週間後。

全国的に積雪のあった時期。

もちろん飛騨も例外ではなくドカ雪が降った。

その分晴れた日には眩しいくらいに心洗われる景色が広がる。

 

ユキオもゴキゲン。

 

つくしは雪を夢中で雪を食べたり、(どこまで食いしん坊なんだ)

突然雪を掘り出したり(結局何も出ず)。

 

積んでおいたもみがら堆肥は菌の働きで発酵し、

発する熱は上に積もった雪が溶けるほど。

 

 

天候の良い日を狙って一回目の切り返し(混ぜること)を行う。

切り返しの回数が多いほど良い堆肥が出来る、らしい。

 

囲いの一部をはがして断面をチェック。

 

この綿状のものが働き中の菌。うん、いい感じ。

 

トラクターで切り返すと、もわ〜っと湯気が上がる。

それと共に酒粕のような発酵した香りがする。

 

隅の方はスコップで切り返す。

見えない程の湯気!サウナ状態!

 

もみがら堆肥の中に手を入れてみると、すごく暖かい!つまり発酵中!

発酵効果で手がツヤツヤになったりしないかな。

 

 

囲いをし直して、

 

ビニールをかけて再び放置。

 

基本的に混ぜて放置だけで堆肥ができるなんて!

発酵途中を見ると、この中で微生物が生きているんだなぁと何だか感動する。

 

このメイドイン長九郎農園のもみがら堆肥は、

土に混ぜたり、マルチングとして使う予定。

 

人間と同じように、

土中の微生物も多様性に富んでいる方が良いらしい。

 

アミノ酸のかたまりであるもみがら堆肥と、

乳酸菌で発酵させた牛糞堆肥を使用する予定。

 

その様子はそのうち。