2014年7月 のアーカイブ

2014.07.28つくし、マムシに噛まれる。

この暑さのせいなのか、

山から流れてくる水の量が減ったなぁと思い、

水源のある山に様子を見に行きました。

 

車で上までのぼっていけるのですが、

一応、熊よけにつくしを連れて。

 

車から降りて川の方に向かっていくと、

つくしが急にビクンっと飛び上がり興奮しだしました。

 

草むらに隠れていたみたい。マムシが!

マムシといえば毒へび!

急いで車に乗り込んで家に帰ると、

みるみるうちにつくしの右足がパンパンに腫れてきて、

「キャン〜キャン〜」と聞いたことのない声で鳴きだした。

 

私達が少しでもつくしから離れると、

「行かないで」という感じで、必死に脚を引きずってくる。

 

かわいそう過ぎて急いでいつもの動物病へ。

意気消沈のつくしを見て「今日は大人しいね」と受付のお姉さん。

さすが先生、開口一番「あ、これなら大丈夫ですよ」。

柴犬のような昔から日本にいる犬は、

長い年月をかけてマムシに対しての抗体を身体の中に作っているみたい。

 

あーよかった。

しばらくは痛みが続くみたいだけど。

 

抗生剤の注射を打ってもらい、帰宅。

 

そして、次の日。

あれ、すっかり元気になってる。

でも右脚が・・・太い!!足首がなくなってる!!

 

太い脚のつくしもかわいい。

 

傷口をしょっちゅう舐めているけれど、

 

見た限り、もうほとんど回復したのでは。早い!

 

今日もいつもの様にカエルを追いかけていました。(逃げられていたけど)

 

 

2014.07.20もうすぐ。

最近の不安定すぎる天候にも負けず、

ぐんぐんと伸びるトマトの樹。

 

しゃがむと繁るトマトの葉によって日陰ができていて、

ほんの少しだけ暑さをしのげる。

 

実だって、もうプリンップリン。

 

実の上部が下部に比べて濃い緑になっている。

これを「ベースグリーン」と言って、この状態の実は糖度が高い証拠。

(実物は写真よりも濃く見えている)

うん、うん。いい感じに育っている。

 

 

あ!

ついに!

うっすらと・・・

 

ちょっとずつ・・・

 

色づいてきている!

あぁ、なんてかわいい姿なんだろう。

 

赤くなるのももうすぐ!

 

出荷出来る程に数がそろうまで、自家消費します。

へへ。早く食べたい!

 

 

 

そして中玉・ミニトマト達も徐々に、色づいてきています。

 

 

今年は何種類か新しい品種を増やしたけれど、

この「グリーンゼブラ」という品種は完熟しても緑色。

採り時がわかりません。

 

 

実が赤くなるにつれ、二人のテンションも上がります。

収穫はもうすぐ!

 

 

*写真内の実や葉に付いている白い付着物は、納豆菌です。

化学合成農薬ではありませんよ。

2014.07.08ハチ受粉

1回目の定植から約2週間後に2回目の定植。

 

無事に根が土に活着。

 

1回目に定植した苗はぐんぐんと伸び、

まだ青いながらも一段目の実が赤ちゃんの拳くらいになりました。

 

 

このトマトの樹の受粉には、ハチに頼んでいます(刺さないやつ)。

↓ハチの巣箱。この中に約50匹のハチ。

 

入り口からまずは一匹。

偵察隊が外の様子を見て、中に向かって合図。

 

すると中から我先にとどんどん飛び出すハチ達。

 

 

ハチが花粉を集める時のこの仕草。

花のおしべにつかまって細かくブルルルルっと震えます。

かわいい。

 

このハチブルルルルっと震えることで、

おしべの中に隠れているめしべに花粉がくっついて受粉する。

うまくできてるな〜

 

ハチはおしべにつかまりながら少し噛んでいる。

このバイトマーク(噛み跡)がその証拠。

おしべに傷がついている。

 

植物成長調整剤などで受粉活動をさせる方法もあるけれど、

それよりも樹にとって自然な形で受粉をさせたくて、

ハチに頑張ってもらっています。

 

 

世界ではミツバチがどんどんいなくなっているそうで。

その原因は明らかに人間の仕業。

レオナルド・ダヴィンチも

「ミツバチが全滅すれば人類は4年で全滅する」と言ったとか。

 

アメリカのホールフーズが行ったキャンペーンも興味深い。

ミツバチなどの受粉媒介者がいなければ、

作物にならない商品を店頭から撤去するという試み。

→「ミツバチがいなくなると、スーパーマーケットは・・・

 

ハチだけでなく、

土の中の微生物や地に這う昆虫、

そして森の中の熊など。

きっとそれぞれが、ただ生きているだけで

回り回って私達にいい影響を与えてくれていたのが、

自分達の手でバランスを崩してしまったツケが、

回り回って自分達を苦しめることになってしまったんじゃないかと。

 

食物を作っている側の責任として、

その生産活動によって生態系が壊れてしまうような、

本末転倒にならないようにしよう、と思う。