2013年9月 のアーカイブ

2013.09.27稲刈り・稲架(はさ)干し&脱穀

久しぶりのユキオです。

 

最近、「前髪が外国の子供みたい」と評判です。くるくるふわふわ。

 

襟足とあごひげも伸びてきました。

 

::::::

 

うちには小さな田んぼが3枚あります。

山間にあるので、段々で形もバラバラの田んぼです。

5月中旬に田植えをした稲を刈る時がきました。黄金色!

 

私達が3年前にここに来てから毎年恒例となっている、お友達との稲刈り体験会。

7名の大人+2人の子供が遠方から、そのうち一人は転勤先の熊本から来てくれました。

 

それまで触れた事もない稲刈り機の扱いが上手いということが判明してから

毎年自然な流れで刈り役になったり、

 

刈られた稲を一束づつ稲架(はさ)にかけていったり。

 

一年に一回とは言え、さすがに3年目ともなるとみんな段取りが分かっているみたい。

この3歳児も稲を運ぶお手伝い。

 

地方によってもの凄く高く何段にも積むところもあれば、

一段で長さが長くかけるところもある。

見た事はないけれど、円形にするところもあるみたい。おもしろい!

うちは1枚の田んぼで、だいたい4段くらいで15メートルくらいの長さになります。

 

3枚の田んぼの稲架干しを、夕方には終了。

 

 

そして最後の仕上げ作業。稲の上に細長い「稲架干し用」のブルーシートをかけます。

逆さに干した稲の根元から雨露が中に入り込み、湿気ったり黴びたりさせない為。

穂先のお米は乾かしたいので、覆うのは根元だけ。

 

ここでもみんなが協力体制。3歳児も!

向こう側とこっち側で稲の間から紐を通し、ブルーシートを固定して完了!!

 

終了と共に自然と沸き起こる拍手。

疲れたけれど充実した一日になりました。

 

10日ほど天日で干して自然乾燥させます。

じっくりじっくり。 太陽の恵み!

 

 

そして、10日後。

 

稲刈り時にはまだ重くて葉も青々しかった稲が、

 

カラカラに乾燥。軽ーくなりました。

 

ついに稲作の最終段階。脱穀です!

一年間の最終地点にして目的地点。

本当は脱穀作業でも、稲刈りとは違うお友達に体験参加してもらう予定でしたが、

農業は全てが天候次第。

土日に合わせて参加する予定のサラリーマン達に合わせられない事もしばしば。

残念だけど、また来年!

 

今回は脱穀機を貸してくれる近所のおじさん2名と、

ビニールハウスの復旧作業の手伝いのつもりで来てくれた素敵夫婦2名が加勢。

 

ユキオが見守る中、一気に脱穀していきました。

 

乾燥した稲を稲架から外し、

 

どんどん脱穀機に入れていきます。

 

すると、機械の横からワラだけがブワッとはき出され、

 

セットした米袋の中に籾(もみ)がザザーッと入ってきます。

 

 

それを精米所で白米にして、

そしてついに!

新米!!!!頂きます!!!!

 

ツヤツヤ!ピカピカ!

噛んだ時に歯に当たる弾力と鼻に抜けるお米の甘み。

ハッと気づくとおかずも食べず、白米のまま夢中で一膳食べてしまいました。

もちろん、おかわりー!

 

手伝ってくれた方にはお米でお礼。

「自分が携わったお米を食べれるなんて感動!」と言ってくれました。

大変な思いをして収穫したモノを食べれたときの幸せ。

トマトの栽培にも通じるところが稲作にもあります。

 

世の中には美味しいものがたくさんあるけれど、

やっぱり基本のお米が一番大事!!!

 

2013.09.25一応復旧

その被害に呆然としてしまった台風18号から一週間。

 

一応、復旧しました。

 

肝心要の杭がまたもや抜けてしまったので、

鉄鋼屋のおじさんと相談して作ってもらった新しい杭。

 

杭を打ち込む時、

曲がった部分ではなくまっすぐな棒の頭をうつ事により、まっすぐ下に入ります。

レンガ色の塗装は錆び止め。

 

深く、深く打ち込みます。

 

去年の杭で残っているものは、コンクリートを流して固定します。

 

これで抜けないといいなぁ。

 

落ちてしまった天井ビニールやサイドのビニールを一旦引き出し、

 

広げてまた張り直しました。

天井ビニールはただでさえ面積が大きいのに、濡れていてさらに重たかった。

 

 

「一応」と付けたのは全ハウスのビニールを張ったわけではないから。

 

残念ながら大量の雨が降り注いだため、根腐れしはじめた棟があります。

この棟においては見切りをつけて樹を倒すことにしました。

 

ミニトマト棟は骨組みが曲がり、ビニールが張れない状態。

実も、水を急に大量に吸って味がイマイチに。

この棟も早々に樹を倒します。

 

 

この土地は風の通り道になっている、らしい。

「暴風ネット」という、風を分散させるネットの設置を検討中。

 

今回の復旧作業において、

「居ても立ってもいられなくて」と

高速を飛ばして泊まりがけで手伝いにきてくれた方や、

一日限りの仕事の休日を手伝いに当ててくれた方、

大量のコーヒーの差し入れをしてくれた方、

電話やメッセージをくれた方。

ありがとうございました!

残っている大玉トマトを大切に育てます!

 

2013.09.19台風18号被害

9月15日午前8時頃。

朝から降り続いていた雨が徐々に強まっていき、

歩く事も出来ない程の暴風が我が農園のビニールハウスを襲いました。

 

なんとか持ちこたえてほしい、と

二人とも必死で紐を締め直す等の応急処置に走り回りましたが・・・

 

危険を感じて近くのトンネルに避難。

次々と天井ビニールが飛んで行くのを目の当たりにし、

自力ではどうしようもないこともある、ということ

自分に言い聞かせるしかありませんでした。

 

悲しくて悔しい。

こんなこともしたいね、あんなこともしていこう。

こんなことを毎日二人で話してトマトと接していたのだけれど。

 

一部を残し、7棟の天井ビニールが飛び、

 

サイドのビニールもビリビリ。

 

サイドビニールを繋げていたパイプがぐにゃり。

 

天井ビニールがなくなったことで、強い雨が降り注ぎ、

途中から折れてしまったトマトの樹々。

 

地中に深く埋まっているはずの鉄のくい。

 

ミニトマトのハウスも・・・びりびり。

こちらはハウスの鉄骨自体が歪みました。

 

 

大玉トマトのハウスは復旧しますが、

ミニトマトのハウスはこれで終了に向かいます。

これまで水をあまり与えずに育ててきたミニトマト。

大量の雨を一気に浴びたせいで、どんどん割れてきました。

これで終了、早いなぁ。

これからもっと美味しくなっていくはずだったのになぁ。

 

お隣さんの田んぼ。

稲刈り後、ハサ干ししてあった稲が倒れてしまっています。

 

いや〜まいったね。

まいりましたね。

朝イチで様子を見に来た田んぼの持ち主さんと、

お互いにあいさつ代わりに苦笑い。

 

 

台風一過。憎らしいほどの秋晴れ。

目標は今週中に片付けと大玉トマトのハウス復旧。

(皮肉にも今週中はずっと晴れみたいだし!!!)

 

台風が去った次の日、片付けのためにハウスに入ると、

何事もなかったかの様に、いつもの場所に立派な巣を張ったクモが。

 

一匹だけでなく、何匹も。

暴風雨にさらされても、さもそれが日常の事であるかの様に。

壊れたら、作り直す。ただ、それだけ。

 

クモを見ていたら、

沈んでいる場合ではないなと思えてきました。

 

災害対策として甘かったところが多々あるはず。

しかし被害が出てからしか分からないこともある。

どこが駄目だったかを見極めて、次回の対策&復旧をしていこう。

大切なトマトを守るためにも!!

 

 

2013.09.10お取り寄せ出荷・第二弾情報

最近ずーっと曇りだったり大雨だったりと不安定な天候だったのが、

昨日から本当に久しぶりの晴天です。

晴天時でも柔らかい日差しと爽やかな風。

もうすっかり秋の気候です。

 

真夏日にはだるそうにしていたつくしも

涼しくなった今では、ぴょんぴょんと虫やカエルを追いかけていて楽しそう。

 

 

青々しかったビニールハウスの両隣りの田んぼはいつのまにか黄金色に。

風が吹くと稲穂がふれあう音がさらさら〜っと奏でます。

 

 

ハウス裏の田んぼでは、稲刈りが始まっていました。

つくし、邪魔をするの巻。こらっ

 

この辺りは山間なので小さな田んぼが点在しています。

ほとんどの人がそれぞれの家で食べる分だけ稲作をしている、という感じです。

 

そしてその方法も昔ながら。

巨大な機械でバババーッと借り入れてブワ〜っと乾燥させて、

あっと言う間に脱穀まで終わらせてしまうのではなく、

ちいさな機械で借り入れて、天火で10日ほど干します。

 

じっくりじっくり。

旨味がぎゅぎゅ〜っと込められて甘いお米が出来ます。

時間はかかるけれど、その分贅沢な気分。

 

トマトも同じ。

暑い夏は一日で赤くなった実も、今は3〜5日。

涼しくなってくると色づくまで時間がかかりますが、

その分味が濃くなっていきます。

 

夏はさっぱりと。秋はこっくりと。

トマトは味の変化を楽しめる野菜です。

 

先週末に開始した「お取り寄せ第一弾」。

数量を限定したということもあり、二日で完売いたしました。

本当に、本当にありがたい・・・。

 

そして昨日からご注文分を出荷しています。

時間はかかっても、ちゃんと樹で熟させた秋トマト。(朝露でのしずく感!)

本当は注文をして頂いた方々に自分で直接届けたいという気持ちでいっぱいですが、

もの凄い気迫で宅配便の方に託しています。

 

 

最後に本題。「お取り寄せ第二弾!」

次回のお取り寄せ開始は9月13日正午、です。

お取り寄せ内容は前回と同じです。↓

『「トマトのお取り寄せ」開始につきまして』

第二弾も数量限定とさせていただきます!

 

 

2013.09.05「トマトのお取り寄せ」開始につきまして

長九郎農園のトマトをみなさまに味わって頂きたく、

「お取り寄せ」を開始することにしました!!

 

商品は3種類。

 

完熟大玉トマト 約2kg入り 一箱1,500円(送料別)

化学合成農薬や化成肥料を使わず、樹で赤くなるまで熟させました!

王道の大玉トマトだからこそ、完熟トマトの味の違いを感じるはず。

 

 

②ミニトマトミックス 約1.5kg入り 一箱2,250円(送料別)

そのとき完熟のミニトマトを詰め合わせます!

食べ比べをしたい方におすすめ。

パクパクつまめるから、子供のおやつやパーティー使いにも!

 

③長九郎トマトセット 約2kg入り 一箱2,500円(送料別)

大玉トマトもミニトマトも両方食べたい!という方に。

 

そのときに完熟している物を詰め合わせるので、

現物は写真の印象と異なる場合があります。

 

大玉トマトでも大きかったり小さかったり。

(写真のトマトはたまたま、大きさが揃いましたが)

ミニトマトも大きさはバラバラ。

でも、自然のものって本来そういうもの。

工業製品じゃないから、一つ一つに顔がある。

そんなトマト達を、私達も一つ一つ愛情込めて詰め合わせます。

 

全てが二人の手作業。

たくさんの方に味わってもらいたいけれど、

はじめは数量限定で販売します!

要領を得たら、第二弾・第三弾・・・と続けていけれたらいいな、と思います。

 

お支払い方法につきましても、お願いがあります。

銀行振込か代金引換を選んで頂くのですが、

銀行振込の場合、先払いをお願いしております

入金確認が出来次第、トマトの顔色を見つつ随時発送していきます!!

 

大規模農園でもベテラン農家でもありませんが、

情熱を持ってトマトに接しています。

よろしくお願いします!!!

 

HPホーム左の「トマトお取り寄せ」バナーをクリックまたは、

コチラから!

*第一弾お取り寄せは完売致しました。ありがとうございます!
トマトの顔色を見て、第二弾・第三弾と続けて行く予定です!(記9/6)