2012年9月 のアーカイブ

2012.09.28稲刈り&脱穀

今月16日に、我が家の田んぼの稲刈りをしました。

小さい田んぼが3枚だけなので、友達の加勢もありあっという間に終わりました。

 

 

 

 

そして約2週間稲架干し。

台風が近づいていることもあり、本日脱穀をすることに。

上の写真から約2週間後↓。ボリュームがなくなり、黄金に変わってきました。

青空と稲穂。

 

 

刈った後。稲ってストロー状になってるんだなぁ。

 

 

 

そして今回の主役。脱穀機!!頼もしい見た目!!

 

脱穀機でお米と茎の部分(ワラ)を分けます。

束ねたままの稲をスライドさせるように脱穀機に滑り込ませます。

すると!!

お米がモミの状態でブヮーっと出てきます。

 

 

 

モミの状態で保存。一袋ずつ、食べる前にその都度精米します。

 

 

 

残ったワラ。今回の本題はここから。

稲作とトマト。関係がなさそうですが深い繋がりがあります。

今回出たワラを来年までとっておき、トマトのビニールハウスの通路に敷きます!

 

今年実験で一カ所だけワラを敷いてみました。

すると、良いこと尽くめ。

 

真夏のビニールハウス内はとんでもない暑さになり、

しかも樹の間のマルチや通路のシートは黒いためさらに気温が上がり、

高温障害で実が変形したり、花が実に成る前に落ちてしまうことがありました。

 

しかしワラを敷いたところは、黒いシートよりも日光を集めることもなく、

気温上昇を抑えてくれるので、実の形がきれいで大きなものばかり。

しかも湿度も抑えてくれるので、この時期に一気に蔓延するカビ予防にも一役買ってくれます。

 

この時代、ワラを買うととっても高い。

自分で調達できる環境にあるのはとても幸運なことです。

 

そしてもう一つ、稲作がトマトにとって良い点。

トマト栽培が終了した後の樹を田んぼにばらまきます。

もし病気が出たトマトの樹をそのままトマト畑に打ち込むと、来年も病気が蔓延することに成りかねませんが、

田んぼに撒けば、水を張って水田にした際に病気の元が死滅するのです。

トマトの病気はお米には移らないため、病気が出たトマトの樹の始末に田んぼはもってこいです。

 

そして田んぼにとってもメリットが。

通常は脱穀で出たワラをそのまま田んぼにばらまいて打ち込むのですが、

トマトの樹も田んぼに良い肥料分になるらしい。

有機物が田んぼの土作りに役立つのです。

 

稲作で最後に出たワラはトマト栽培の役に立ち、

トマト栽培で最後に出たトマトの樹は稲作の役に立ちます。

 

うまいこと、できてるなぁ。

2012.09.18クモ

今年はビニールハウスの中に、クモをたくさん発見します。

始め、クモを発見した際にギャギャー騒いでいたら、

旦那さんに「クモは蛾を食べてくれるんだよ」とたしなめられました。

そう。

私たちの中で、「蛾」=「とてつもなく苦い経験」なのです。

昨年、蛾がどこからかビニールハウス内に侵入し、そこら中に卵を産みつけて行きました。

その幼虫がもの凄く食いしん坊で、大きくなった実を中から食い散らかしていきました。

しかもよりによって形の良いものばかり。

幼虫系が大嫌いな上、大切に育てたトマト達を大量に食べられて、

本当に悔しい思いをしました。

殺虫剤は使いたくないので、蛾対策をどうしようかと思っていたところでした。

そこで発見した、クモ

クモはトマトには興味がなく、トマトに卵を産みつけにくる蛾を狙って食べてくれます。

今まではクモが気持ち悪いと感じていたけれど、

益虫(えきちゅう)だと聞くと、俄然頼もしく思えてきます。(触りたくはないですが)

あの均等の間隔で張り巡らされた蜘蛛の巣さえも、美しく見えてきます。

しかし一匹のクモが、通路の丁度私の顔あたりに巣を張り巡らしていました。

ちょっと迷惑。

かといって、蛾を捕ってほしいので巣を壊すのもためらわれる。

ということで、収穫などでそこを通る際は、気をつけてしゃがんで通るようにしています。

クモ様々。

蛾からトマトを守って下さい。

2012.09.03摘芯

大玉トマトの摘芯(てきしん)を始めました。

摘芯とは樹の一番上の芽を摘み取ることです。

今、早く植えた方の樹たちの天辺では10段目の花が満開状態です。

10段目が実る頃は10月末。

今年はその頃に収穫を終了する予定なので、10段以上の花は必要がありません。

上に伸びて行く栄養を今付いている実に行き渡らせるために、

一番上の芽を取ってしまい、これ以上伸びないようにします。

10段目にもなると、天辺までの垂直の高さは約2m。

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160cmの私には背伸びをしても手が届かず、このままでは摘芯作業ができません。

そこで、小道具・ハイシューを使います。

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使い方はとてもシンプル。

足をはめ込むだけ。

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これだけですごく背が高くなります。

160cmの私が190cmの長身になります。

樹に埋もれている私が→にょきっと頭一つ分飛び出します。

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このハイシューは私だけ使っているので、旦那さんを見下ろすようになります。

樹越しに旦那さんと目が合うと、「背、高っ!!」と吹き出されます。

たしかに・・・笑える。

でも、このハイシューのおかげで、私でも摘芯作業が出来ます。

天辺の花の、

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すぐ上の芽。(黒い点々っぽい部分)

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花の上の葉を2枚残して芽を取ります。以上。

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地味な作業ですが、とっても大事。

今付いている実が大きくなりますように。

2012.09.01makita蛍光灯

「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」 (詠み人知らず)

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我がトマトハウスの両隣の田んぼの稲穂がどんどん黄金に輝いてきました。

お米農家さんも、水のチェックなどで一日に何回も田んぼまでやってきます。

「お米、だんだん穂が膨らんできましたね!」
「トマトの実もたくさんついてるね!」

お互いに声を掛けつつ、それぞれの出来具合(トマトとお米)を慰め合っています。

お米農家さんたちも、トマトに除草剤が風で流れて行かないように気を使ってくれ、

私たちも、虫がお米の方に飛んで行かないように草刈りを頑張っています。
(トマトの方にも来ないように、ですが・・・)

まさに、お互い様。

気を使う分、お隣のお米が実ってくることが自分達のことのように嬉しく思います。

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風が吹くと稲同士がぶつかって、サラサラサラ〜と耳に心地よい音がします。

あー秋だなぁ。

空も秋模様。

いわし雲 と ほうき雲 かな。

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秋になるにつれて、日もどんどん短くなってきました。

8月から毎朝4時起床、5時から収穫を開始しています。

8月初旬のうちは5時にはすっかり日が昇り、あたりが明るくなっていましたが、

最近は収穫開始の5時になってもまだまだ薄暗いままです。

トマトの色が全く分かりません。

出荷の時間が決まっているので、収穫開始を遅らせられないし・・・。

ということで、購入しました。

マキタの蛍光灯&バッテリー。

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(写真が暗くてすみません。午前5時撮影)

蛍光灯じゃないとトマトの色がそのまま照らされないみたいです。

トマトのお尻を照らして色を確認しながら収穫していきます。

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これも、必要な設備投資!